郡山北ロータリークラブ|国際ロータリー第2530地区/中央分区
吉田 喜一
今年の秋の小旅行は栃木県の南端に所在する「小江戸」栃木市の風情ある街並み巡りと巴波川の小舟での遊覧、そして宇都宮市の大谷石の採掘跡見学のバス旅行でした。参加者は20名とやや少なかったものの、その分二人掛けの座席を贅沢に一人で使うことが出来て、女性陣には好評でした。男性陣は久し振りのサルーンカーにテンションが上がって朝から酒盛りとなり、車内は笑い声の絶えない楽しい旅となりました。
最初に訪れた栃木市内は折からの着物祭りと重なって、観光エリアは着物姿の多くの老若男女で賑わっておりました。街なかの散策には着物姿の観光ボランティアの案内が付いて大変重宝しました。栃木市は古くは下野国の国司が置かれた地で、明治大正期には商業都市として栄え、商業を支えた商人たちの手で各町内に山車が作られ、2年おきに山車祭りが催行され、現在に至っているとの事です。また、巴波川での20分の小舟の遊覧では皆がスゲ笠を被り、川の鯉やカモに餌をやり、船頭の小唄に耳を傾けるなど楽しいひと時となりました。昼食は市内随一の格式と伝統を誇る料亭での懐石料理に舌鼓を打ち、旅の良き思いでとなりました。ただ、値段割に味は今一つの様な気がしましたが。
午後から訪れた大谷石の採掘跡の巨大な地下空間には驚くばかりで、人間の業の深さと云ったもの感じました。大谷石記念館の駐車場は満車状態で、バスのガイドさんもこの場所でこれほど多くの観光客を見た事が無いと云うほどの人で溢れておりました。私もかなり前に一度訪れたことがありますが、こんなに人はいなかったように思います。コロナ禍の反動なのでしょうか。
宇都宮インターに入るころには日も傾き、それにつれて気温もぐっと下がって来ました。今回の旅行は本当にお天気に恵まれ、参加者全員が大満足の様子でした。5時半過ぎにはバスはベルヴィ郡山の駐車場に無事到着し、それぞれお土産を両手に抱え自分の車に乗り込み家路につきました。
この様な親睦行事への参加を通してロータリークラブへの帰属意識や仲間意識も強まっていくのではないかと思います。旅の企画をした親睦委員長の佐久間さん、そして高橋さん・須藤さんご苦労様でした。