郡山北ロータリークラブ|国際ロータリー第2530地区/中央分区
水野 博文会長
暑い中、今日はお集まり頂きありがとうございます。本日の卓話には郡山市こども部こども総務企画課主任の佐藤麗子様をお迎えしております。十分に時間を取っておりますので、耳を傾けたいと思います。
地区大会準備の進捗状況をご報告致します。
まず発送について8月1日(木)までに
① 2024-25年度同期ガバナー様(電子データーのみ)
② 他地区(第2800地区)のパストガバナー様(電子データーのみ)
③ 第2530地区の各ロータリークラブ様(電子データー&書面郵送)
申し込み期限は8月30日(金)
文書は平井義郎ファシリテーター委員長がExcelで作成して下さいました。私たちは著作権の問題もありますので、勝手に直すことは出来ません。後はガバナー事務所で入力して進めます。デジタル化を3年計画で進める計画になっています。
いよいよ2024年「パリオリンピック」が始まりました。花火が盛大に打ち上げられましたが、そもそも日本の花火の歴史は非常に長く1733に始まった「隅田川の花火」」は有名です。この夏の夜も楽しみたいと思います。
佐藤 晃一幹事
子ども部こども総務企画課 佐藤 麗子主任
皆さんこんにちは。本日は市政きらめき出前講座としての資料を3部皆様にお配りしております。
まず、子どもを取り巻く現状を何点かお話させて頂きます。
子供の貧困「郡山市子どもの生活実態調査」から
令和4年7月に、市内の小学校5年生・中学2年生及びそれぞれの保護者計6000人を対象に調査した結果が出ております。中学生では困窮度別授業の理解度、世帯タイプ別所得の中央値、困窮度別世帯タイプに分類してみました。これらのデーターから、貧困世帯の約半数はふたり親世帯も含まれていることが分かります。また、経済状況が子どもの学力に影響していることが推察されます。
(福島県ヤングケアラー実態調査から)資料:2023.5.25郡山市総合教育会議
調査対象は県内の全小学校5,6年生、高校生の合計約12万人、調査時期は令和4年9月~11月です。県全体と郡山市の状況を比較しております。この調査の難しい点はヤングケアラーの自覚をしているかどうかです。特に小学生はその言葉の意味も良く分からないし、難病のお母さんのお世話をすることを誇りに思っている子どももいるとすると実態は良く分からない点があります。郡山市では「自分がヤングケアラーだと思う」と答えた割合は、小学校が10.6%と最も高く、以下高校10.4%、中学校7.7%となっています。
児童虐待相談件数(18歳未満人口1万人あたり)を平成24年から、令和4年までの件数を調べたグラフをご覧ください。郡山市は全国的に見るとだいぶ少ない状況ですが、心理的虐待は年々多くなってきています。
資料:2023.5.23 郡山市総合教育会議
郡山市のいじめの認知件数(市立学校)は以前に比べ多くなっていますが、実態として増えてきているのかどうか、グラフの見方に注意していただきたいと思います。
資料:2023.8.24 保健・感染症課
こちらのグラフの資料は自殺者数における未成年者の割合を示しています。
郡山市が2021年以降全国、福島県と比較して2倍以上の割合になっています。
資料:2023.11.16郡山市総合教育会議
令和4年度・5年度郡山市立小学校不登校児童・中学校の不登校生徒数を棒グラフで推移を見ております。その要因として無気力、不安が高い割合になっていますが、子どもの声を良く聞かなければと思います。令和2年から急勾配で多くなっています。
令和5年子ども家庭庁の設立
こども基本法の目的:すべての子どもや若者が、将来にわたって幸せな生活ができる社会を実現するため。こども施策の基本理念などを明確にし、国や都道府県、市町村など社会全体でこどもや若者に関する取組み「こども施策」を進めていくうえで、この基本法の内容にそって実施することになる。
先ほどの諸問題も「こども施策」で対策を講じています。
新しい事業では子ども食堂キャラバン事業があります。物価高、夏休みになって給食が無いなどの背景も様々ですが、貧困家庭ばかりでなく、繋がりを求めてどのような方々にも来て頂いて一緒に食事できる場を設けております。令和6年7月29日現在、30団体が登録、応援したい企業や団体と郡山市が連携しネットワークを築いています。
ご清聴ありがとうございました。