郡山北ロータリークラブ|国際ロータリー第2530地区/中央分区

第12回例会を行いました(2025-26年度)

2025.10.20 NEW お知らせ ,

第12回例会を行いました(2025-26年度)

令和7年10月20日(月)
開会点鐘・会長あいさつ・幹事報告・ニコニコBOX委員会発表・ゲスト卓話・閉会点鐘

 

会長あいさつ

鎌田 孝太郎会長
本日は夜の例会になりましたが、このような例会は初めてで、アルコール類はありません。手違いがありまして、今後はSAAさんともよく話し合って進めたいと思います。ゲスト卓話には川口栄太郎職業奉仕委員長の肝いりで、地区の平石典生職業奉仕委員をお迎えししております。皆様でロータリーの奉仕について改めて学びたいと思います。

先日高橋淑雄パスト会長の訃報がありました。クラブの規定により香典とお花を挙げさせて頂きました。ご冥福をお祈り致します。

ガバナー事務局から、「2026-27年のガバナーノミニー指名委員会で郡山南ロータリークラブの本田哲郎さんが候補に挙がりました」というお知らせがありました。
 

2024-25年地区大会で表彰

早川 敬介パストガバナー
ステファニー・アーチックRI会長より地区大会で地区60クラブの内33クラブが表彰を受けます。皆様にご尽力頂いた賜物です。ありがとうございました。
 

夜の例会について

大竹 幹夫SAA
当初アルコール付きというご案内を出しておりましたが、「夜の例会は7000円になります」という連絡があり、本日は残念ですが提供できなくなりました。
今後夜の例会を当会場で開催するには通常の2倍の値段になります。
 

卓話のご紹介

川口 栄太郎職業奉仕委員長

早川ガバナーの時に平石委員より歴史的な背景から職業奉仕について、大変分かり易くご説明頂きました。自分の利潤「利己」と奉仕という「利他」の矛盾を和らげる哲学を勉強することで、ロータリー理念の根幹に近づけるのではと思います。

地区の平石典生職業奉仕委員を卓話にお迎えしました。

決議23-34とは

「ロータリーとは何か」などロータリーの根本原理を述べている。この決議内容を理解することが、「ロータリーの理念」を理解する上で重要。

ロータリーの歴史を立体的に考慮してみると、1923年にかの有名な[決議23-24]を採択した時に「ロータリーは成人に達した」と言えそうである。~Harold T.Thomas 1959-60年度RI会長~

1905年シカゴにロータリークラブ設立以来、論争もあったという背景を丁寧にご説明頂いた。「謝礼はニコニコBOXに」と安積ロータリークラブ所属の平石会員。

 

ゲスト卓話
地区職業奉仕委員会セミナー「決議23-34」

平石 典生地区職業奉仕委員(郡山安積RC)

地区の職業奉仕委員会所属になり、たった1年でこのセミナー担当になりましたので、ご参考にして頂ければと思います。

「決議23-34」とは

・1923年にセントルイスで開催された大会で「第34号議案」として提案された決議
・この決議は、「ロータリーとは何か」など、ロータリークラブの根本原理について述べている。
・その決議内容を理解することが「ロータリーの理念」を理解する上で極めて重要。
・そのためには、ロータリークラブ誕生の経緯や、ロータリーの理念の歴史的経過の理解が非常に重要。

解説の概要

1、ロータリークラブの設立
2、当初の目的(親睦と互恵取引)
3、地域社会への貢献の導入
4、シェルドンの入会と職業奉仕(理論派)
5、社会奉仕(実践派))の台頭
6、理論派と実践派との論争
7、決議23-34の内容(理論派と実践派の調和)

1905年:ロータリークラブの設立
1906年:最初の定款 「奉仕の理念」は掲げられていなかった。

ポイント1
初期の理念は「職業上の相互扶助」と「親睦」であり「奉仕」はなかった。「互恵団体」と呼ばれた。「地域社会への貢献」が導入されたことで軋轢が生じた。

ポイント2 
シェルドンの入会により、ロータリーの理念に「職業奉仕」が加わった。当時の「職業奉仕」は、会員個人が自分の職場で奉仕の精神をもって
職業を行うという「個人奉仕」であった。そのため、親睦・相互扶助派と奉仕のバランスがとれていた。

ポイント3「第34号議案」決議 
・エドガー・アレンによる身体障碍児救済運動(1912年以降、主にポリオ後遺症)を機に理論派と実践派の論争が勃発した。
・ロータリー本来の個人奉仕と新しく起きた団体的・金銭的奉仕をどう調和させるかが問題となった。
・その解決策として1923年のセントルイス大会で第34号議案が提案され、決議された。 

決議23-34(6項目)社会奉仕に関する1923年の声明 綱領に基づく諸活動に関するロータリーの指針

1、ロータリーの思想。利己と利他との調和を目的とする哲学
2、ロータリークラブの役割
3、国際ロータリーとは、どんな目的を持つ組織か
4、奉仕する者は行動しなければならない。実践哲学である。
5、RCとRIとの関係。地域社会に適した奉仕活動について絶対的な権利を有する
6、各論

第1項(第2項~6項まで割愛)
・ロータリーとは利己的な欲求と他人に奉仕したいという感情の矛盾を和らげようとする、一つの人生哲学である。
・すなわち、職業人が、利潤の追求(利己)と他人(客)の利益(利他)の調和を図るために、自分がいかなる生き方(職業)をしたらよいかを考える人生哲学であると考えられる。
・これは「超我の奉仕」の哲学であり、「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」という実践理論の原則に基づくものである。

以上のようロータリーの理念の歴史的経過、背景を見ながら、「決議23-34」に至る変遷を見て来ましたが、落としどころを考えるのがロータリーであり、悩みながら日々原点に返って頂ければと思います。

伊藤好三さん「お誕生日おめでとうございます!今年も福寿草の株をたくさん増やしてくださいね」
本日は豪華で華やかなお食事でした。

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